11/23(日)外泊(泣きました。もう嫌)
戻る戻る back

もっとも恐れていた事態に遭遇してしまった。


PM6:30
本屋に行きたかったので車を借りようと、なにげなく一階に降りたら、
台所でお母さんが料理を作りながら泣いていた。

「まずい…」
と一瞬考えるよりも早く、涙が出てきた。

そのまま台所でボクはうずくまるようにして泣いてしまった。

ほとんど号泣。


もう嫌だ(泣)。
やっぱり家に帰ってこなけりゃよかった(泣)。

30分程、涙が出続けた。心が苦しい。よくわからない。とにかく苦しい。


お母さんは、もう泣いてなかったが、
夕食の仕度を終えると、ボクに近づいてきて「ゴメンネ…」と呟いた。

苦しかった。

余計に涙があふれてくる。


お母さんも、また泣いてしまった。
「ごめんね… ごめんね…」

そう言われれば、言われるほどせつなくなる。胸が引き裂かれる思いがする。



「○○君は、お母さんの一番の誇りだったんだから、死ぬなんて言わないで…」

今まで生きてきて、このときが一番つらかった。

消えたい。今すぐ、この場から消えたい…
ボクは世界一の親不孝者だ。


もうお母さんも自分の涙をとめる事は出来なくなってた。

二人して泣いていた。




ボクは頭が壊れそうになった。

「死にたいのに死ねない」

今すぐ核爆弾が落ちてきてくれることを願った。
大地震が起きてくれればいいなぁとも思った。

本当にそこから消えたかった。



15分程して、
「もう終わり。泣くのはやめよう? ね? ○○ちゃん(弟)も降りてくるし…」
とお母さんは言った。


でもボクは、まだ泣いていた。
それから5分程して、泣き止んだ。




お母さんが、じっとボクと見つめている。



……心臓がドキドキしてきた。

「やばい…」
今度は、そう思った。


最近は、心臓がドキドキしてくると「自殺」か「暴れたく」なるのだ。

パニック状態になって、自分で自分のコントロールが完全に出来なくなるような錯覚に陥る。

「見ないで…   行ってよ… 向こう行ってて…」
声にならない声で、そう言うと、
お母さんは、少し離れてくれた。



心臓のドキドキは、5分間くらい続いた。


必死で耐えた。何事も起こらなかった。助かった。



「震えてるけど、寒いの?」
アホか! 6枚も服着てて寒いわけねぇ!(笑)





それから、しばらくして弟が二階から降りてきた。

ボクはとっくに冷静さを取り戻していた。

3人で、何事もなかったかのように、
普通に楽しく会話して、おいしくご飯を食べた。


でもボクは、
「やっぱりインドに行くことになるんだろうなぁ…」
と、心の中でぼんやりと考えていた。


PM9:30
本屋でインド関連の本を買ってきた(笑)。

明日から、また3泊4日間、精神病院に入院だ。
ヒマつぶしには、なるだろう。


戻る戻る back