精神病について |
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この「精神病院☆入院日記」に出てくる人の名前は全部偽名です。ありがちな名前を思い付いた順に付けてるだけなので本名との関連は一切ありません。まー せめてこのくらいはしないと人権とかいろいろあるから。よくわからんけど(笑)。
ボクの場合は「任意入院」でした。
ボクの入院した病院は某県某市の外れにある、まわりに民家がまったくないところにある病院です。
よく、ボクが日記中に使う言葉で「普通の人みたいだ」というのがありますが、
精神病者。あるいは精神病院に対する差別や偏見は確かに存在しています。
実際ほとんどの人が、そう思ってるのでしょう。
「この怠け者がぁ!」とか言っちゃいけません!
てゆうか、精神病ってのは精神病院に行った時点で初めて精神病になるわけです。
上智大学教授/心理学科、福島章氏の文献からの引用です。
読んでみてもらえばわかるとおり、前半は好奇心や偏見の目で書かれていますが(なにせ「〜男」とか勝手に名付けてた…)、やがて日がたち、いろんな事がわかってくると、みんなにも名前(人格?)があることを確認(当たり前か!?)。
患者の皆さんにそれぞれ事情があったりして、いろいろと考えさせられました(泣)。
後半では、ほとんどの患者さんとも仲良くなっていて、何か真実が見えてくるという、あらためて自分で読んでも感動する日記です(嘘)。
入院の動機
最初は「鬱状態」からくる「摂食障害」で一週間で7kg痩せてしまったので精神科(正確には精神科はなく、老人精神医療科と内科かな?)がある普通の病院に通院していました。
しかし、なかなか「うつ」が治らずそのうちに「睡眠障害」「無気力症候群」「自殺願望」と黄金パターンを歩むようになっていき…
結局「パニック障害」(とはちょっと違うけど…)みたいなのが出てきて「自殺衝動」までもたびたびおこすようになってしまって、もうなにがなんだかわかんなくなっちゃいました。なんで死にたくなるのかもよくわからん!?
もー 最悪。
そんなこんなでとりあえず精神病院に入院してみる事にしました。うーむ。
とりあえず動機としては、
1.自殺がしにくい(そのための閉鎖病棟)
2.家にいると両親から心配されててすごくブルー
(さらに鬱がひどくなる…)
3.「森田療法」改(笑)
「森田療法」
森田正馬氏が1919年に確立した日本独自の精神療法。クスリをまったく使わない。
第1期「絶対臥褥期」1週間程度
一日中ベッドに寝ていなければならない。何もしてはいけない。そのうち何かしたくてたまらなくなるらしい。そりゃそーだ。
第2期「軽作業期」1週間程度
草取り、花木の手入れなど軽作業を行いながら毎日、日記をつける。
第3期「重作業期」2週間程度
鶏の世話・花壇作り・室内掃除などを行う。スポーツや音楽絵画を通じて他患者との交流なども行う。
第4期「社会復帰準備期」3週間程度
社会復帰の為の生活訓練を行う。
とりあえず一日中ベッドに寝てようと思ったのです。
てゆうか、1日目で挫折(笑)。
なんにもしないとノイローゼになるってば!絶対!
あっ! ちなみに入院した病院自体は「森田療法」実践しているところではありません。
あくまでも自主的に(笑)、てゆうか無理(笑)。
入院した病院
なんでも調整区域だとかで倉庫とかしか建てられないらしく、病院だから建てられた。
…と患者さんから聞きました(笑)。
なんでこの人、入院してんだよ!普通の人じゃん(笑)。
最近新しく建てられたばかりで、めちゃくちゃキレイな病院でした。
わーい!らっきー♪
「閉鎖病棟」です。いたるところにカギかけまくり。
入院者数…合計400名。中〜大規模といったところでしょうか。
けっこう古くから経営している、伝統がある病院らしいです。
各病棟は60名くらいに分けられています。
4F建てで
1Fが普通の診察所。と「老人病棟」。
2Fに「女性病棟」が2つ。
3Fに「男性病棟」が2つ。
4Fに「男性病棟」が2つ。
一応、症状により各病棟を分けているらしい。
試しに先生に聞いてみたら、ボクの入った病棟は一番変な(症状が比較的重い)人が多い病棟だったらしい(爆笑)。
そうは思えなかったけどなぁ… やっぱボクにも最初偏見があったのか。
普通とは…
「じゃあ、精神病の人は普通の人じゃないのか!?」とか言われるとちょっと困っちゃいます。
てゆうか、はい。 普通の人じゃないです。
あ、まだ早まんないでよ!
メールボムやめて! 電波も送らないで!(笑)。
「普通」とは「ありふれたもの」と辞書にものっています!
つまり、「普通じゃない」からといって「異常」とはならないのです。
「普通」の反対語は「特別」
精神病の人は確かに、ちょっと「特別」です。
でも「異常」じゃありません!
「異常」の反対語は「正常」なのです。
そして、世界に同じ人が一人としていない限り、
「正常」とか「異常」という言葉は人間に限っては使う事は絶対に許されないのです!
とまでは思いませんけど…(笑)。
わかったかな?
ボクはこれでも差別的発言には結構気にしてる方なんですよ(少し嘘)。
偏見と差別
まー いいですよ。それは。
確かに自分と違う人って怖いですもん。
いきなり壁に突進する人とか見たら確かに怖いですもん。
でもね。一番苦労してるのは本人なんですよ。たぶん。だぶんね。わかんないよ。わかんないですけどボクはそう思いますよ。確かに嬉しそうに壁に突進してますけどね?いや、あれでなかなか体力いるでしょ?ケガしたら痛いし。
まー、そういうちょっと重い人は置いといて(いいのか!?)、
精神病院には、症状の比較的軽い「どこが悪いのか全然わかんないような普通の人」がたくさんいました。
まー 確かにちょっと変かなぁ… とは思っても、ほとんどが「いい人」なんですよ。
で、なんでそんな人達が入院してるのかっていうと…
世間の偏見と差別って面が多少関係してることもあるわけです。
ようするに、保護者とかが「なんかいろいろ近所の人に言われるから… やっぱダメ。暴れるかもしんないし。 また入院してて♪」ってな感じです。
この世間の偏見というか誤解というか…
ホントにくだらないんですけど、これはこれで、なかなかなくなりませんよ。
理由?
それは、知らないからです。
精神病の人達の事を。
てゆうか、知る機会がないんですから当然です。
でも知らなくちゃいけません。
てゆうか、知ってほしい。
だって「いい人」いっぱい、いたもん…
( -_-)むー
「精神分裂病者」=「危険人物」?
( -_-)うーむ。
確かに「悪口が聞こえた!(幻聴)」というよくわからない理由で、いきなり分裂症の人に後頭部4回殴られた人もいましたが…
でもでも、普通の人でも悪口言われたら怒るでしょ!? 殴りたくもなるでしょ?
(;-_-)あ、言ってないのか… この場合…
てゆうか、そんな危険人物は滅多にいません!
本当に極、たまにいる事はいますけど…
すぐキレるバカは、健常者でもそこらじゅうに普通にたくさんいますよ!そいつらの方が危険だってばぁ!
大体、ほとんどの精神病者は「いい人」ですって! いや、ホントだってばぁ!
「精神分裂症」の人は嘘を付かない! と言われてるくらいです。
(ホントかどうか知らないが…)
「精神分裂病者」=「危険人物」=「犯罪者」
という図式は完全に間違っています!
異常な犯罪が起こると、すぐにバカなマスコミが精神病と関連させようとしてるからです!
若干情報操作されてるんですよ!そろそろ目を覚ましなさい!
実際に、精神病者の犯罪率は、かなり低いのです! 統計も出ています。
てゆうか、ほとんどの精神病者はクスリのせいか、やる気無しです。弱そうです。
よくわかんないからというだけで、「危険人物」と決め付けるのは、よくないですよ!
「うつ病」の人には…
てゆうか、言わないでください。思ってても!
実際に「怠け者」っぽいですけど、「うつ病」ってゆうのは、「病気」なんですよ! 本人は苦しんでいるんです!
「病人」に向かって「働け!このヤロウ!」とか普通の人は言わないでしょ?(言う人もいるけど…)
それから「脳内革命」とか、「生きる為のヒント」とか、その手の本をすすめるのも、ヤメテください!
気持ちはわからなくはないですが、そんなのとっくに本人は理解してます!その上で苦しんでるんですよ!バカにすんなっての!てゆうか、ポジティブ思考?アホか!(笑)。
どうしても読ませたいときは、さりげなく、そこら辺に置いておいといてください!
読むか読まないかは本人に判断させなさい! じゃないと、いい事が書いてあっても意味なしです!
「精神主義」とか「根性論」を押し付けるのもタブーです!
「うつ病」は、ひたすら治るのを待つ病気なんです。
励ましも厳禁です! 本人に余計なプレッシャーを与えてしまいます!
「ゆ〜っくり、気長にがんばってね♪」くらいに、やんわりと言わないといけません。
まー そこら辺は、相手の程度によって判断しましょう。
あと、「うつ病」本人の人…
「人生は、なるようにしかならない」ですよ。
気楽に生きましょうよ。気楽に。
曖昧なんです
わかります?
それほど曖昧なものなのです。
よく街にも「分裂病っぽいなぁ…」って人いるでしょ?
でも彼らは病院行ってないから、まだ精神病者じゃないのです。
てゆーか、いいじゃないですか。独り言、言ってる人いても!
プログラマーには多いですよ(笑)。
怖くても、犬と思えばいいんですよ!(あー よけい差別的なのかなぁ…)
彼らの病気を重くするのも軽くするのもあなたたち次第なんです!
みんなが変になれば、彼らは普通になるのです(あ、なんか考え方が違う…)
天才の知覚と体験領域
(;-_-)てゆうか、無断転載と言ったほうが…
「躁うつ病の天才の知覚と体験領域」
精神的に傑作した人物を天才といい、その天才的人物を精神病理学的に研究する学問を病跡学という。
躁うつ病は、気分の変化をもたらすことによって多くの人々に創造性をもたらすことが病跡学的研究によって明らかにされている。
人が生涯にどのような体験をするかを、仮に<体験領域>と呼ぶことにする。
図は人間の体験領域を平面上に図式化して表したものであるが、これを見ると、いわゆる健常人の<体験領域>は、病者や天才に比較してきわめて限られていることがわかる。
人間のもつ本来の能力が、天才では通常の大人のように限定され狭縮されることなく残され、生きながらえていると考えるべきであろう。
それは例えば、共感覚や有情といった感覚が、未熟、未分化と評価される幼児や原始人の高率に認められるという知見と考えあわせれば、用意に納得できるであろう。
つまり天才の多彩で豊かで広大な体験領域は、本来は人間がその原初の姿として持っていた能力である。
それを、発達、分化、教育、概念化などの圧力に抵抗して保持している結果と考えられるのである。
そのような意味で、転載の体験領域は図で示すような<広さ>をもつと考えられるのである。
天才における<体験領域の拡大>は、花村誠一氏が精神分裂病圏の天才の病跡学を考察した際に指摘したように、感覚の<強度>(intensity)の変化という点からもかなり説明が可能である。
しかし、この論文では、強度よりむしろ<広がり>(width)に注目して、体験領域という概念を掲示してみた。
文献
「月刊臨床神経科学 Vol.14 No. 4 躁うつ病」の中のトピックス
福島 章:『躁うつ病の天才の知覚と体験領域』より
どうです!? 素晴らしいじゃないですか精神病! ばんざーい!
(てゆうかやっぱこれって引用… じゃないような…)
こっから先は「精神病院☆入院日記」を読んでね♪
じゃまたね♪
1997年12月14日